*データブック*


「『慈愛』とはね」

我愛羅が提出したアンケートの結果を覗き見して感慨にふける姉と兄。

「あいつも成長したもんだな」

「『自愛』だったじゃん、前に好きだった言葉は」

「じあい、じあい・・・ひょっとして変換ミスか?(汗)」

「・・・・でも、『未来』もあるし、まあいいんじゃねえの」

「そうだな。『里を守る為なら誰とでも闘う』だしな」

「『戦闘』から『サボテン栽培』、だしな(笑)」

部屋を後にした二人。
・・・人は変わるのだ。

よくも、悪くも。

風影になり、幻術と賢さのポイントが伸びた我愛羅。
幻術ポイントは3姉弟の中で一番高い。
つまり騙すのがうまい、とも言い換えられる。

里を守るという大義名分がどこにどう向かうかは彼次第。
砂のかわりにサボテンの針を忍具にするのかもしれない。

風影たるもの、表裏いくつもの顔を持っていて当然。
かれは里長として日々成長を遂げているのである。

データブックは深読みすべし。

 

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